どじょうで健康促進・豆知識


〈 どじょう輪廻 〉

きふじんは、どじょうの栄養価による体の健康促進について考えています。

 

骨作り → 成長 → 美肌 → 子作り → 更年期 → 骨粗しょう

 

↑      (世代交代しながら廻ります)      

 

骨粗しょう ← 更年期 ← 子作り ← 美肌 ← 成長 ← 骨作り

 



〈 どじょうに含まれる栄養と薬効 〉

 

①カルシウムがたっぷり

どじょうから摂れるカルシウムはうなぎの約9倍。魚類の中では最も多くのカルシウムを摂ることができる魚です。どじょう約70g(中サイズのどじょう7匹程度)で、1日のカルシウムを補充することが可能です。

 

②成人病に効果があり精神を安定させる

体内のカルシウムの99%は骨や歯に貯蔵され、残りの1%が血液中にあります。カルシウムは丈夫な骨や歯を作るための大切な役割を果たしています。また、血液中のカルシウムは、イライラを鎮めたりする神経の安定作用を担っています。どじょうに含まれる豊富なカルシウムは、生活習慣病の骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の予防や神経安定に効果的です。

 

③ビタミンDが豊富

どじょうには、カルシウムやリンの腸内吸収を増進させるビタミンDが豊富に含まれています。ビタミンDが不足すると、カルシウムを多く摂っても吸収される量が少なくなり、逆にビタミンDが充分であれば、カルシウムを摂る量が少なくても吸収しやすくなります。

 

④良質なタンパク質

カルシウムやリンの吸収を助ける成分には、ビタミンDとタンパク質がありますが、どじょうに含まれるタンパク質は、うなぎと比べると脂肪が少なく、カロリーは約1/3です。肉類から比べてもコレステロールや肥満の心配のないタンパク源です。

 

⑤亜鉛で強請強壮を保つ

どじょうには、内蔵を温め体の余分な水分を取り除き解毒する作用があります。そのため、黄疸・糖尿病でのどの渇くひと、尿の出が悪い人に効果があります。

 

⑥ヌメリに素晴らしい力がある

どじょうの表面のネバネバとしたヌメリには、血液をキレイにし、細胞の働きを活発にするコンドロイチン硫酸が含まれています。コンドロイチン硫酸は保水能力が高く、炎症やガンの増殖を抑える作用があるといわれています。また、どじょうには、シミやシワを防ぐコラーゲンも含まれており、傷口を回復させる働きもあるといわれています。「どじょうを少量でも良いから長年食べていると、他の人より10年若くなる」という言葉もあります。

 

 

牧野 博 著「 新特産シリーズ どじょう ~ 養殖から加工 売り方まで ~ 」より )


〈 どじょう豆知識  〉

◎どじょうの産卵時期

 産卵は4月から10月頃まで行なわれ、ピークは梅雨の頃。生後2年を経過した雌が水のきれいな浅場で産卵する。

 1尾の雌の体に、数尾の雄が口で吸い付き、その中の1尾が雌の腹部を締め付けて放卵させ、同時に雄も放精する。

 産み出された卵は弱い粘着性があって、水草等にも付着しますが、ほとんどは泥の底に落ちてしまう。

 1尾の雌が、7千粒から1万粒くらいの卵を産み、水温20度の場合で約2・3日でふ化し、さらに4・5日すると泳ぎ始める。


◎どじょうの餌と冬眠

 どじょうは雑食性の魚といわれていますが、体調が5センチ以下のときは小甲殻類を食べ、5〜8センチになると、甲殻類の他にイトミミズなども食べるようになる。

 また、8〜9センチに成長すると、植物の茎・根などを、生まれて1年以上を経過した9センチ以上のものでは、動物質よりも植物質を多く食べるようになる。

 水温の高くなる4月頃から活発に餌を食べ始める。その後水温の低下する11月頃から餌を食べなくなり、冬期は休眠状態となる。

 


 

◎「どじょうの蒲焼き」の歴史

 江戸幕府に続いて明治政府もキリスト教禁止政策をとり、明治2年に長崎からキリスト教徒が弾圧、金沢に送られ、卯辰山に幽閉される。その数516人。

 当時卯辰山に軟禁されていた彼らの禁が少しゆるんできた頃、少しでも栄養をつけようと小川で獲った ”どじょう” を蒲焼きにし、やがて、それを麓の界隈に売り歩いたと云われている。

 その味は、すぐさま金沢の人々の舌を魅了し、その後、大正時代に入ると盛んに作られたと云われている。


 

◎江戸での郷土料理

 どじょうは、古くから食用に用いられており、金沢での「どじょう蒲焼き」の他、江戸での郷土料理(「柳川鍋」「どぜう鍋」)にもなっている。

 どじょうすくいは泥田でどじょうをすくう姿をこっけいに表現するもので、安来節に合わせて踊られ、忘年会などの宴会芸の定番であった。

 現在の日本ではどじょうを食用にする習慣は少なくなっているが、どじょうは昔から「うなぎ一匹、どじょう一匹」とも云われ、わずか1匹でうなぎ1匹分に匹敵するほどの高い栄養価を得られる食材とされている。



◎滋養強壮のどじょう


「一般的などじょうの栄養価」

 ☆どじょうは「高たんぱく・低脂肪」の食品である。どじょうにはミネラルが豊富に含まれている。とりわけ、カルシウムをと鉄の量が多く、どじょうを10尾(約100g)食べると、日本人の1日に必要な量をほぼ摂取できる。

【栄養素等表示基準値(日本人の1日に必要な量の平均値)】

・カルシウム(700mg ):どじょう(100g)1100mg

・鉄    (  7.5mg):どじょう(100g)   5.6mg


 ☆どじょうにはビタミンが豊富に含まれる。とりわけ、ビタミンD、ビタミンB2の量が多い。

【栄養素等表示基準値(日本人の1日に必要な量の平均値)】

・ビタミンD  (5μg) :どじょう(100g)4.0μg

・ビタミンB2(1.1mg):どじょう(100g)1.09mg